• 境内配置図
• 陶山書堂
  • 陶山書堂
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隴雲精舍

隴雲精舍は弟子達の寮で、書堂の西側に位置する。退溪先生が直接基本設計をし当時龍壽寺の僧侶だった法蓮と淨一を任命して建立したという。弟子達が自立的に身体の工夫に専念するよう願った先生の精神が反映され、‘工’字型に建築された。この工字型の対称的な建物は、大きく2つの空間に分けているが、各2間のオンドル部屋と、前に突出した板の間1間、後ろ側に封堂1間で構成されている。建物の前の基壇である月臺には塼を敷いた。この宿舎は、2つのクラスを収容したが、年寄りの弟子達は、東側の部屋を使い、若い弟子達は西側の部屋に起居させることで弟子たち間で互いに負担が無いようにさせた。四方に窓をつけて、日差しを生かして、喚起がよく出来るよう構成した。

* 時習齋は、東側に突出した板の間であり、西側と向かって対称になっている。二つのクラスを向かわせることによって、互いに話し合い、そして競争させるようにと計画されたことを伺われる。常に学問に打ち込めという意味が入っている
* 觀瀾軒は、隴雲精舍の西側に突出された板の間であり、時習齋とともに対称になっている。部屋は勉強する場所であり、板の間は休みの場所として使われた。洛東江の美しい波を見つめながら理知を把握してほしいという意味が込まれている。この様な連立式の宿舎は、紹修書院にも残っている。