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退渓 李滉先生の教えが残る場所
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獻禮
一番重要な本行事であり、翌日の丑時に行う。子正が過ぎると獻官達は典敎堂から執事達の助けを受け衣冠を整え、 執事達は各居所で道袍に儒巾を備える。
丑時になると都司令が‘ゲジャアレオ(開坐を知らせる)’と3回さけぶ。 続く‘開坐禮’と共に享祀禮が本格的に始まる。
全ての享祀は、贊者の唱笏によって進行され、主な順序は次の通りである。
各獻禮儀式に先立ち、謁者の案内によって初獻官が陳設を点検して、主櫝を開けて褓と厨の蓋を開ける。
続いて贊引の導きの下で祝官と執事達が分定によって定めれた位置に行く。
本儀式は、獻官達の再拝で始まり、初獻官は神位にお香を3回焚く。
初獻禮
: 謁者の案内によって初獻官が神位に杯を差し上げる儀式である。
亞獻禮
: 贊引の案内によって亞獻官が神位に杯を差し上げる儀式である。
終獻禮
: 贊引2人の案内によって終獻官と分獻官が参加する儀式であり、終獻官は神位に、分獻官は月川先生の神位各自杯を差し上げる。
飮福受胙
謁者の導きによって初獻官が代表して飮福する儀式である。
徹籩豆
祭祀が終わって祭器で使った器を覆う儀式を意味する。
籩は果物などを盛るのに使われ、豆は肉類や汁物などを入れる器である。
望瘞
祝文を土に埋める儀式である。事前に用意された場所に祝文を折り埋め水を少しかけた後、瓦でよく覆う。
望瘞を最後に全ての手順が終わったら、典敎堂で罷座禮を告げることで享祀禮が終わる。
飮福開座
享祀禮が終わった後朝早く獻官と執事達が典敎堂の大廳に座って開坐し、飮福床を受ける。この時も全員衣冠を整う。
飮福が終わると飮福床に出てきた他の祭需は包んで道袍の中に入れて、罷座禮を行う。
これによって三日間の享祀は全て終わり、全ての儒生達は、上下有司にお辞儀をして帰宅する。
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